どこの家にも必ず付いている雨樋。雨樋は、雨水の通り道という大切な役目をしています。屋根に落ちた雨水は上から下に流れますので、それを受け止め、雨水を滞りなくすすめ、地中の排水管まで送ります。雨樋を通るのは水ですから、当然その材質が、木材や鉄材なら時間とともに確実に朽ちていきます。
昔の建物の雨樋は鉄材で作られたものが多かったため、錆びてしまい、雨水が錆びたところからよく漏れていました。私も子供のころ、よく雨水が錆びて朽ちた雨樋から噴き出している光景を見た記憶があります。
今の雨樋の材質の種類は、ステンレスやプラスティックが多いので、錆びて朽ちることは少ないとは思いますが、それでも雨樋のケアは大切です。雨樋の不備はなかなか気づくことができません。普段はそんなに気にして雨樋を見るということは少ないですからね。
晴れた日に見るだけでは、きれいに、何の問題がないように見える雨樋でも、実はどこかで詰まりがあったり、割れていたりとするかもしれません。いたんだ雨樋を、ほっといていると二次的な被害をもたらします。
その時に初めて、修理や工事の必要性を感じるのではないでしょうか?二次的被害を出す前に、雨樋の状態をしっかり把握しておいたほうがいいと思います。
水は高いところから、低い所に流れるという習性は、もちろん皆さん知っていることと思います。そのために雨樋は、常に傾きをつけて取り付けられております。しかし、雨樋の中を流れるのは、雨などの水だけではないんです。
屋根に降り積もったちりや埃、砂などの固形物、落ち葉やゴミなども雨と一緒に流されて雨樋を通るのです。水のようにスムーズに流れればいいのですが、それらの固形物はなにかをきっかけにしてたまり始めるものです。
雨樋の途中でいったん溜まってしまった、埃やチリはどんどん積み重なってしまいます。そうなると、雨樋のその場所が重みで垂れ下がってきてしまいます。ひどい時には雨水がどの垂れ下がった場所から、あふれてきてしまう状態になってしまうのです。
発見が早期であったら、簡単な修理で済みますが、変形してしまえば、付け替え工事になってしまうかもしれません。早期発見して、雨樋のほこりや落ち葉などを掃除することが大切です。
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雨樋は気付かないうちに損傷しています。気づいたときには、修理や工事が必要な状態になっています。損傷の原因の多くは、落ち葉や埃のつまりによるもので、材質の種類によっては錆びてしまったり変形しまったりします。つまりを解消するためにも雨樋の掃除、清掃は大切です。
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